抗うつ剤比較ランキング!その他に効果や副作用についても徹底調査!

抗うつ剤比較ランキング
  • いつも憂鬱な気分で、不安や心配、いらいらが続く・・・。
  • どうして私だけがこんな辛い思いをしているのだろう・・・。

こんなうつ病にお悩みの方は多いのではないでしょうか。うつ病は、「心の風邪」と呼ばれるほど、ありふれた病気なのです。世間一般に広く認知されており、決して珍しい病気ではありません

うつ病の治療にあたっている医療機関も多く、抗うつ剤による治療もしばしば実施されています。抗うつ剤は正しい知識があれば、安全に使用できる医薬品です!

今回は、そんな抗うつ剤の効果や副作用、日本で使用率の高い抗うつ剤をランキングにしてまとめてみました!

抗うつ剤を使って、慢性的な気分の落ち込みを治療し、楽しい人生を送られてください!

抗うつ剤とは

抗うつ剤とは

メンタル面の問題を抱えている人への治療として、抗うつ剤投与が行われます。

抗うつ剤とは、

  • 不安や落ち込み
  • 意欲や気力の低下
  • 興味や楽しみの減衰

などの、うつ病の症状の方によく用いられる薬です。

抗うつ剤といわれると、抵抗感を抱く人もいるかもしれません。

その理由の中の一つに「副作用が強いから」というものがあります。副作用が強く働くことによって、日常生活に支障をきたすのではないか、このような不安を訴える患者も少なくないようです。

一昔前なら副作用の強い薬だったのは確かです。しかし今では、様々な薬が開発されて、副作用のあまり強くない抗うつ剤も出ています

抗うつ剤の効果

抗うつ剤効果

抗うつ剤によって、心のコンディションを改善する効果が期待できるようです。

抗うつ剤とは、「こころ」という、実態のないものに働きかける不思議な薬、ではありません。脳内環境を整える、脳内物質の伝達系に働きかける薬です。特に、モノアミンの分泌を増やす効果のあることが、根拠になります。

モノアミンとは、神経細胞間の橋渡しをする物質のことです。うつ病にかかっている患者を見てみると、このモノアミンの減少がみられます。モノアミンの量を、薬によって調整することで脳内のバランスを改善し、うつ病特有の症状を治療しようというわけです。

このモノアミンとは、ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン、ヒスタミンなどの神経伝達物質の総称です。このうちドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニン精神疾患と密接な関係があることが示唆されています。これは、モノアミン仮説とも呼ばれています。

ノルアドレナリン、ドーパミン、セロトニンは精神疾患と密接な関連があることが示唆されており、気分障害、不安障害、統合失調症に関する仮説が提案されている。

引用:脳科学辞書/モノアミン仮説

うつ病に関する神経伝達物質の3つが減ると、以下のような症状が出るようです。

  • セロトニン(不安や落ち込み)
  • ノルアドレナリン(意欲や気力の低下)
  • ドーパミン(興味や楽しみの減衰)

これらの症状の治療のためには、モノアミンを増やすことが必要になります。モノアミンを増やす方法には2種類のアプローチがあります。

  • モノアミンを増やす(自己受容体遮断)
  • 分泌されたモノアミンの再吸収を防ぐ(再取り込み阻害)

うつ病の他にも、強い不安感にとらわれている人や、不眠症などの睡眠障害の見られる患者に対しても、抗うつ剤が処方されることがあるようです。

抗うつ剤の副作用と注意点

抗うつ剤副作用注意点

抗うつ剤の使用に抵抗を抱く人の中には、副作用が心配、という方もいるでしょう。抗うつ剤使用時の副作用は、段階的に異なる症状が出るようです。

まず飲み始めは、賦活症候群がみられます。

抗うつ剤を服用することで、中枢神経が過敏に反応します。不安やイライラが急に高まって、精神的に不安定になります。若者に多く見られる症状で、これが出た場合には、直ちに服用を中止すべきです。

その後、薬によって色々な副作用の出る可能性があります。食欲不振や便秘下痢などの消化器症状、眠気や頭痛などの中枢神経症状、EDなどの性機能障害などが起こりえます。

そして薬が切れ始めると、めまいや発汗、不眠などの症状や、離脱症状の起こることもあります。

薬を長期で服用していると、薬がある状態に身体が慣れてしまいます。急に薬が抜けると、調子が悪くなってしまうようです。徐々に減薬していくことが必要です。

抗うつ剤で起きた副作用への対処法

抗うつ剤副作用対処法

抗うつ剤で副作用が出た場合は、使用を数日我慢するか、使用を中止してください。

副作用はどのようなものであれ、時間が経つにつれ慣れていくようです。数日様子を見ていれば、慣れていくことが多いです。

完全に慣れてしまえばなんともないですが、副作用が続くのであれば、以下のような対処を取ってください。

  • 減薬する
  • 薬を別のものに変える
  • 副作用を和らげる作用のある薬も服用する

これらは、副作用との兼ね合いで考えてください。効果が十分なら減薬。薬を続けるメリットがあるのであれば、副作用を和らげる作用のある薬を服用する、という風です。

副作用によっては、生活習慣で改善ができるものもあります。

抗うつ剤の種類と特徴

抗うつ剤種類特徴

では、抗うつ剤にはどのような種類のものがあるのでしょうか。抗うつ剤の種類や症状への効き方で、薬の種類を選択してください!

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

セロトニンをピンポイントで増やす抗うつ剤で、従来のものと比較して副作用の少ないことが魅力です。うつ病治療の際、最初に使われることが多い種類です。

セロトニンが不足することによる不安や、落ち込みに対して優れた効果が期待できます。

それに対し、意欲や気力に関わるノルアドレナリンにはほとんど作用しません

副作用は少ないですが、飲み始めの頃に胃の痛み、下痢、吐き気などの症状が見られるようです。また、睡眠や性機能に支障をきたすこともあります。

飲み続けることで副作用に身体が慣れ、症状が軽減されることが多いようです。

飲み忘れたり、急に使用を中止すると離脱症状が起こることがあるので、注意が必要になります。

SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

SSRI同様新しいタイプの抗うつ剤で、副作用の少ないところが特徴です。

セロトニンだけでなく、ノルアドレナリンにも作用し、気力・意欲低下に効果が期待できます。ノルアドレナリンには痛みを軽減する働きもありますから、慢性的な痛み止めとして処方されることもあります。

副作用としては、SSRI同様に胃腸障害が多いようです。使用者を活動的にする働きがあるため、不眠や便秘、尿閉や口の渇きといった副作用が増えます。しかし、体重増加や眠気はやや減ってしまうようです。

NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動薬)

新しいタイプの抗うつ薬の中で、効果が最も強い、と言われています。

SSRI、SNRIは再取り込みを阻害する薬です。このNaSSAはそれらとは逆で、セロトニンとノルアドレナリン両方の分泌を促進する働きがあります。なので、幅広いうつ病の症状に対応できます。

ただし、飲み始めたときに強い眠気と食欲増進を伴うようです。薬を服用した際には、車の運転など、複雑な作業は避けたほうがいいです。不眠や食欲不振に悩む方にはいい作用になります。しかし、仕事や育児など、眠気が困る方には向かないかもしれません。

この薬も身体が慣れてくると副作用が軽減することが多いようです。

三環系抗うつ剤

抗うつ剤の中でも、最も古い種類になります。効果も副作用も強めで、便秘や口の乾き、ふらつきなどの副作用が起こる可能性があります。

ただし後発の医薬品の場合、副作用の軽減対策も施されています。ほかの薬を使っても効果が認められないときに最後の砦として使われます。

四環系抗うつ剤

先ほど紹介した三環系の副作用の軽減を目的として開発された抗うつ剤です。

SSRIとは反対に、ノルアドレナリンだけに作用し、気力や意欲低下に効果が期待できます。セロトニンへの働きは無いので、落ち込みや不安に対する力は弱いです。

副作用として眠気を催すことがあるため、睡眠障害に悩んでいる人にも処方されることがあります。

抗うつ剤の選び方

抗うつ剤選び方

抗うつ剤には、様々な種類があります。どのようにして選んでいけばいいのでしょうか。

症状に合った成分・効果であるか

抗うつ剤には上記のように、色々な種類のものが販売されています。

その中でも、自分の症状に合ったものかどうかをまずは確認すべきです。その他にも、年代や性別などでフィットする薬の種類が異なります。主治医と十分に相談しながらどれにするか決めましょう。

旧来の三環形などど呼ばれる抗うつ剤は副作用が強く、医者または患者によっては、敬遠されていました。作用をより選択的にすることで、副作用を少なくする薬が多く開発されています。自身の症状に合わせて、患者も作用を選択することが大切なようです。

安全性

抗うつ剤の中には効果が強い半面、副作用も辛いというものもみられます。安全性の部分でも比較するといいでしょう。

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)などは従来の抗うつ剤と比較して副作用が少ないといわれおすすめです。

価格・コスパ

うつ病などの心の病は、1日2日治療しただけで治るものではないです。長期間の治療も検討する必要があります。長期治療に耐えられるような価格の薬を探すことも重要になります。

抗うつ剤おすすめランキング

抗うつ剤ランキング

日本ではどのような抗うつ剤がよく使われているのでしょうか。このような疑問に答えるために、使用状況を調べて、ランキングにしてみました!

第1位:レクサプロ(SSRI)

抗うつ剤レクサプロ

レクサプロは2011年に発売された抗うつ剤で、副作用の少なさが人気の理由です。

抗うつ剤の有効性と副作用についての研究があって、レクサプロは有効性2位・忍容性1位と総合的に高く評価されています。臨床の現場でも広く使われていて評判も上々です。

現在では、うつ病と診断された方には基本的に、レクサプロが第一選択薬として処方されるようです。

第2位:サインバルタ(SNRI)

抗うつ剤サインバルタ

サインバルタは、臨床現場での評判もよく、セロトニンとノルアドレナリンの両方に働きかける活躍の場の多い抗うつ剤です。日本だけではなく、世界的にもよく使われています。

サインバルタのようなSNRIはセロトニンだけではなく、ノルアドレナリンにも働きかけます。意欲ややる気を上げてくれる効果があるのが特徴のひとつです。

日本出の販売は2010年と新しいのですが、既に人気のある抗うつ剤になっています。

第3位:リフレックス(NaSSA)

抗うつ剤リフレックス

リフレックスのようなNaSSAは、SSRI、SNRIとは作用の仕方が違います。セロトニンやノルアドレナリンの取り込みを阻害せず、量を増やすという、特質的な作用の仕方です。

副作用もSSRI、SNRIとは異なり、眠気や便秘、体重増加などがあります。そのため、胃腸の不調や食欲不振などの副作用が現れやすいSSRI、SNRIが使えない方は、リフレックスと相性がいい可能性がいいようです。

また、セロトニン、ノルアドレナリンの取り込みを阻害するSSRI、SNRIとは違い量を増やすのがNaSSAなので、組み合わせて使うことも有用な使い方のようです。

第4位:ジェイゾロフト(SSRI)

抗うつ剤ジェイゾロフト

先ほど紹介した研究の中で有効性4位・忍容性2位とこれもまた高めの評価を受けた抗うつ剤です。SSRIの中では日本で3番目に発売された薬で、国内でもなじみの深い薬です。

レクサプロと比較すると若干落ちますが、効果もあって副作用のリスクが低く、うつ病治療で活用したい薬の一つです。

第5位:パキシル(SSRI)

抗うつ剤パキシル

SSRIの中でももっともメジャーな薬といわれています。2000年に発売された抗うつ剤で日本ではSSRIの中でも2番目に発売されています。

抗うつ効果が高い半面、現在販売されているSSRIの中では副作用が出やすいところもあります。ハイリスク・ハイリターンな側面がみられます。

抗うつ剤の妊娠や授乳への影響は?

抗うつ剤妊娠授乳

抗うつ剤を使う女性の場合、妊娠や授乳への影響が気になりますよね。

抗うつ剤によって、奇形の赤ちゃんが生まれる危険性はそこまで高くないようです。

抗うつ剤が赤ちゃんに影響するのは、産まれた後です。赤ちゃんにとって産まれた後は、急に薬が身体の中からなくなってしまいます。なので、離脱症状が生じることがあります

授乳に関しては、抗うつ剤の安全性は高いようです。中でも、第4位で紹介したジェイゾロフトが授乳での安全性が高いと言われています。

念には念を置いて、妊娠中などは使用を避けたほうがいいですが、一度医師さんと相談することが必要になります。

抗うつ剤についてのまとめ

抗うつ剤まとめ

いかがだったでしょうか。

うつ病にかかると気分が落ち込むやる気が起こらない眠れないなどいろいろな症状に悩まされます。しかし、抗うつ剤の投与など適切な治療をすれば、症状の改善・軽減は十分期待できます

昔に比べて研究がなされ、副作用の少ない抗うつ剤が開発されています。それでも、副作用などのリスクは避けることが出来ません。自身の症状に合わせて、キチンとした薬を選んでください。

薬を選ぶ際は精神科の医師さんと相談したほうがいいです。しかし、自身で薬を選ぶ方もいらっしゃると思います。そういった方でも、副作用に悩まされる場合は医師さんに一度相談されてください。

抗うつ剤でうつ状態を治療して、皆さんが楽しい毎日を送られることを願っています!